確定申告の基礎知識。青色申告のメリット。 - 追伸　そろそろお前もお金について学ぶように　父より

サラリーマンを辞めてフリーランスになるとなれば、個人事業主になるので所得税の確定申告は避けられません。今回は所得税確定申告について誰もが最初にすべきことを解説したいと思います。

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確定申告の種類としては青色申告と白色申告があり、青色申告にも控除１０万円と６５万円があります。
①白色申告は控除ゼロですが帳簿は簡単なものでよく、それこそメモ書き程度の収支計算でも大丈夫です。

②青色申告１０万円は、経費として最大１０万円が無条件に計上でき、同じく帳簿は簡単なもので大丈夫です。

③青色申告６５万円になると経費最大６５万円まで計上できかなりお得ですが、帳簿が複式簿記での記帳を要求され、これが少々めんどくさいです。
しっかり記帳するには簿記３級から２級程度の知識が必要になってくるでしょう。
また市販の会計ソフトも必要になってきます。慣れるまではご自身で多少の勉強は必要でしょう。お金がかかりますが税理士に依頼するのもありです。

現行では、白色と青色１０万円はほぼ手間としては変わらないので実質的に青色申告以外は選択する余地はないと言えます。そして青色10万円と65万円の違いは、簡単に言うと、ちゃんと記帳するかどうかということになります。

国は青色を推奨して、適正な税金計算をしてほしいのですね。なので青色申告は税制上優遇されており、一応税金は安くなるような制度になっています。

青色申告の主なメリットは以下の４点
・１０万円又は６５万円控除
無条件に１０万円または６５万円を経費に計上できる。

・家族への給料を経費にできる。
家族には税法上、給料を払うことは認められていませんが、青色申告であれば家族に給料を払えるのでこれを経費に計上でき、家族単位で考えるとお金は実質減っていません。

・赤字を３年間繰り越せる。
もし赤字がでて、翌年、大きく黒字になっても、前年の赤字と相殺できます。
一度出た赤字は向う３年間の黒字と相殺できます。

・３０万円未満を経費にできる。
白色申告だと１０万円から３０万円の支出は一度に経費に計上できませんが、青色申告だとこれが出来ます。

青色申告を受けるためには、開業届と青色事業承認申請書を最寄りの税務署に提出すればオーケーです。そんなに難しい手続きではありません。書き方がわからなければ税務署の窓口で教えてもらえます。

注意事項としては複式簿記を選択すること。
複式簿記を選択して提出したあと、やっぱり簡易簿記でいいやと思ったら、換えることもできます（控除１０万円で申告すればよい）。

あと開業から２カ月以内が提出期限ですので忘れないように。

これで経済的自由への、はじめの一歩が完了です。
おめでとうございます！