【まとめ】どう使えばいい?iDeCo、NISA、積立NISA!
(自称)経営コンサルタントとして、中小企業の社長さんや個人事業主の方に節税対策としてiDeCo、NISA、積立NISAの3つの制度は当然のようにおすすめします。しかし、(私の説明が悪いのか)なかなか心にグッとくるものがないようで、投資はリスクがあるとか60歳まで引き出せないとかデメリットの方ばかりに目が行って、この制度を活用する方はあまりいらっしゃらないです。
実際に多額の還付金が発生するわけでもなく、税金が安くなっていることも実感として得られないのも原因かもしれません(単に節税に対する知識がないだけなんですけど)。
一方で、返礼(物)のあるふるさと納税制度についてはメリットが実感としてある分、ネットショッピング感覚でよく活用されてます。いろいろ問題のある制度で本来の目的から大きく逸脱しているように思えるので、近いうち廃止または縮小される制度でしょう。
大企業が昨年、45歳以上を実質リストラ対象とし、経団連会長も終身雇用制度は困難だというこ発言をしています。将来、老後資金として大きなお金を用意したいなら、iDeCo、NISA、積立NISAはそれぞれのメリット、デメリットを理解した上で最大限活用すべきです。
一般NISA | 積立NISA | iDeCo | |
メリット |
・年間120万円上限 ・運用益非課税 ・いつでも換金可 ・商品の選択肢が多い |
・運用益非課税 ・非課税期間20年 ・いつでも換金可 ・比較的安全な商品 |
・掛金全額所得控除 ・運用益非課税 |
デメリット | 非課税期間5年 |
・年間40万円上限 ・積立投資のみ ・商品の選択肢が少ない |
・60歳まで換金できない |
NISA、積立NISAはどちらかしか選択できないので、30歳前後のまだこれからお金を貯めていくという方なら少額でも積立NISAとiDeCoを利用しましょう。
大きなお金をつくるには、自分で貯金していくのは無理です。給料や自分の預金口座から自動的(強制的)に引き落とされるようにしなければなりません。そして引き落とされたお金はもうないものとして考えましょう。
仮に積立NISA、iDeCoを利用して年間100万円投資したとして、5年間で500万円。これがすべてなくなったとしても、30歳前後ならこの先、1億円以上は稼げるわけで、それに比べたら大した金額ではありません。実際、すべてなくなるわけではないですし。
投資を行うことで、経済について勉強にもなります(ニュースを食い入るように見るようになる)。また、小遣いが減るので無駄遣いをしなくなります(会社帰りに同僚と飲みに行くなんてマジ時間と金の無駄遣い)。
50歳前後でも人生100年時代です。安心はできません。ある程度資金があると思われますので一般NISAを利用し、さらにiDeCoを利用することで節税しながら資金を少しでも増やしましょう。
ジュニアNISAという制度もありますが、これは上述の3つの制度と比較する性質のものではなく、相続対策として利用できると考えられるので、これについてはまたの機会に。
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