意外と知らないタワーマンションのデメリット【生きるか死ぬか】
タワーマンションと聞いて、憧れを抱く人もたくさんいるかと思います。とかく日本人はタワーマンションが好きな傾向が諸外国より強く人気が高いです。
したがって不動産販売会社もタワーマンションは売れると考えてガンガン営業を掛けてきます。
確かにタワーマンションのメリットはたくさんあるでしょう。
メリットを挙げると以下の感じでしょうか。
・景色が抜群
・虫が出ない
・設備が充実している
・優越感を感じられる
・セキュリティがしっかりしている
など。
しかし、メリットがあればデメリットもあります。特にタワーマンションの場合、上記メリットを上回るほどのデメリットがあるように思います。
今回はタワーマンションに住むことのデメリットについて、お話したいと思います。
1.エレベーターの待ち時間
駅徒歩3分とか駅と直結しているにも関わらず、エントランスまでの距離が長いことに加え、朝の通勤時間帯などはエレベーターが混雑して、けっきょく駅まで30分ということも。早めに出ないと電車に間に合いません。1階で忘れ物に気付こうものなら、「行こか戻ろか」で無駄に悩むことになります。
2.修繕積立金が足りない
マンションでは通常、12年~15年で大規模修繕が行われます。一般的に住人は毎月、修繕積立金として徴収されています。
しかし新築マンションを販売する際に、販売個数を増やす目的で、最初の修繕費や管理費を低く設定している場合もあり、大規模修繕を行う段階で、修繕積立金が足りなくなり、不足分は別途徴収となります。
3.地震、災害の時
タワーマンションも当然ながら耐震基準を満たした構造となっています。この耐震構造とは地震があったとき、あえて揺らすことで衝撃を吸収する構造であるため、地震が大きければ大きいほど、半端ない横揺れが発生します。
部屋の中はつっかえ棒だらけですが、小物は散乱するでしょう。
4.停電時は悲惨
停電になったら、当たり前ですがエレベーターは使えません。自家発電の設備は建設コストの面から最小限に抑えられているので、エレベーターを動かすまでの電力までカバーできていないことがほとんどです。
となると、停電になったら、自分の居住階まで階段で昇り降りをしなくてはならないことになります。
また、停電になると水の問題があります。タワーマンションでは高層階まで水をポンプでくみ上げています。ポンプ式は電気を使いますので停電になると水が出なくなります。
トイレの排水ができないわけですから、その悲惨な状況は言うに及ばないでしょう。
5.洗濯物を外に干せない
タワーマンションでは景観を損ねるという理由、洗濯物や布団を干してはいけないという決まりがあることがほとんどです。
また、安全上の問題から、高層階はベランダに布団を干してはいけないという決まりもあります。
そのため、タワーマンションでは洗濯乾燥機や浴室乾燥、布団乾燥機などが必要になってきます。
6.健康被害の可能性
エレベーターで急速に気圧が変化する状況を毎日続けると体には負担がかかります。
また、高層階では、体感がなくても常に揺れているような状況です。徐々に三半規管に影響し、自律神経失調症になることもあると聞きます。
さらに、住んでいる階層によって、自然にできるカースト制により、劣等感を感じたり、うつ病を発することもあるようです。それは子供の成長にも少なからず影響がありそうです。
まとめ
今回はタワーマンションに住むことのデメリットについてお話しました。販売会社はタワーマンションを売るとき、そのメリットについては説明しますが、なかなかデメリットについては話さないでしょう。
地震、災害時には生きるか死ぬかの問題になりかねません。タワーマンションを購入するときは、デメリットについてもよく考えたうえで、購入するようにしましょう。
タワーマンションほんとの話 住んでみなければ絶対にわからない [ のらえもん ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 社会 > 消費者
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 899円