「年金もらえないなら、払いたくない」はムリゲー?
5月22日に金融庁が発表しました。現行の年金制度では十分な年金を払えないので、自分の老後は自分の力で何とかしてください、というものである。
これに国民は大激怒というわけで・・・。
貰える年金はほぼ確実に減るので、このまま払い続けると確実に元手を回収することは困難でしょう。つまり払い続けることは確実に損をすることになります。
"年金払い続けるのは損だよね!"
"もう払いたくないんですけど!"
という話がでてくるのは当然である。しかし、年金を払わないというのは実際、結構難しいのです。
なぜなら現行、年金は強制加入だから。
年金には国民年金と厚生年金があって、会社員である場合には、厚生年金が給与から天引きされるため、まず年金を払わないことは不可能に近いです。
個人事業主にしても、国民年金(月約16400円)を払わなければ、督促状が届き、これは払うまで続きます。それでも払わなければ財産差し押さえまで行われ、世帯主や配偶者も連帯責任です。
国は、皆さんの年金払えません、といいながら徴収だけは徹底的に行うのですね。
いつか暴動がおきるかもしれませんが、現行、年金を払わないというのは難しそうです。
では、払う金額を減らす方法はないのでしょうか。
国民年金は、前納や早割もありますが、減少額は微々たるものです。厚生年金は4月~6月の給与の平均によって決まるため、この期間の給与を減らせば支払う年金保険料も減りますが実際この期間だけ減らすなんてことは難しいですよね。
厚生年金保険料は稼ぎの約18%(会社が半分負担)なので稼げば稼ぐほど、かなりの金額を払わされる仕組みになっています。
ではどうすれば年金支払い額を減らせるでしょうか。
会社員は副業すればどうでしょう。副業には社会保険は課されないので、会社での稼ぎを抑えて、副業で稼げば総収入に対する年金支払いは抑えることができます。副業することでうまくいけば独立することも可能なので今後生きる力がより身に付きます。
さらに、自分で起業すれば、自分の会社で社会保険にも入れます、経費をうまく利用することで税金対策もできます。
結局のところ、将来老後資金を確保するためには、自分で稼ぐ力を磨く必要があることになるように思います。
会社員の方は、まず自分に何ができるか、自分のやりたいことは何かについてどういう戦略をとっていくか、をしっかり考えなければならないでしょう。
いきなり独立や起業となると、かなりハードルが高く感じますが、やれることから副業として育てていくのはどうでしょう。その一歩が豊かな未来へつながるかもしれません。
行動しなければ何も変わりません。
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