銀行窓口で金融商品を買っていけない理由
積立NISAは国が推奨する投資である。
現在販売されている投資信託は約6000本あると言われていますが、積立NISAで購入できる商品は200本に満たないくらいです。
それだけ金融庁が厳選に厳選を重ね、厳しい基準をクリアした安全性の高い商品であり、投資リスクが低い、失敗する可能性が低いということを示しています。
これは裏を返せば世の販売されている投資信託はとてもリスクが高く、失敗する可能性が高いと言えるでしょう。
特に大手の銀行、大手の証券会社、大手の保険会社で販売されている投資商品はほとんどがぼったくりのゴミ商品であり、まずそこから投資利益を得ることはできないでしょう。
手数料がバカ高く設定されているからです。
彼らは自分たちの給料や会社の維持費のため高い手数料を設定していて。仮に運用利益が出たとしても購入者は手数料負けするのです。
しかも仕組みが複雑になっているため、どういった投資商品かも理解しにくくなっています。
銀行たちも生き残りがかかってますから、お客様のことより自分たちのため、例えば手数料の安いインデックスファンドなどは紹介しません。
そのような商品を売っても銀行の儲けが少ないからです。
ダメ商品の代表例は"毎月分配型投資信託"というもの。
この分配金というのが諸悪の根源といいますか、ほとんど詐欺に近いんじゃないかと。
一見、毎月配当金が得られると思うと嬉しい気もして、なんとなく得した気分になるかもしれません。
分配金と一言で言っても、普通分配金と特別分配金の2種類があります。
普通分配金は運用益が出れば、そこから分配されるので問題はありません(税金は徴収されます)。ところが運用損失が出ても、分配金は一定額払わなければなりません。
そこで払われるのが特別分配金で、これは投資元本の一部を削って払われているのです。つまり自分で投資した資金の一部が戻ってきただけなのです。当然元本は減っていきます。
これ投資してる意味ないですよね。
こういう仕組みになっていることを銀行員は説明しません。目論見書を提示しているから説明したことになってます。
その目論見書にしてもかなり小さな字で長文で複雑な図を使ったりで、理解できる人なんてまずいないと思います。
わからないようにわざと複雑にしてるようにしか思えません。
銀行商品のCMやパンフレットには、今が旬の芸能人が笑顔で勧めてきたり、商品イメージはよさそうに見えます。
しかし、騙されてはいけません。ぼったくり商品なのです。
ご老人相手に利益の出ない複雑怪奇な投資商品を売りつけてるあたり、オレオレ詐欺と同じと思うのは私だけでしょうか。
絶対に銀行窓口で商品を買わないようにしましょう。
買うなら、手数料の安いネット証券で初心者はインデックスファンドからにしましょう。
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