【投資初心者向け】外貨預金のメリット・デメリット
「年金はどうなるの?」
「長年、必死で働いて、老後破綻なんて・・・」
最近、年金関連で不安になるニュースばかりですね。
若い人も含めて、将来に対する不安のない方はいないんではないでしょうか。
ならば「投資でお金を増やしたい!」と考えるのは必然。とはいっても、リスクの高い金融商品は避けたいですし、難しい仕組みの金融商品は怖くて手が出せない。
では投資の一つとして「外貨預金」はいかがでしょう。
投資初心者の方でも比較的わかりやすい「外貨預金」について、メリットやデメリットについて紹介したいと思います。
1. そもそも外貨預金って何?
外貨預金とは、日本円以外の外国の通貨で預金をすることです。アメリカのドルやヨーロッパのユーロなど、円とは違う通貨についてはニュース等でよく耳にするでしょう。
他にも、イギリスポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、スイスフラン、などほとんどの銀行で、これら外貨を扱っています。
外貨預金は、通貨ごとに「金利」が異なり、さらに、「為替レート」といって、円と交換するときの比率もそれぞれ異なります。
通常、外貨預金の「金利」は預け入れるときに決まっていますが、「為替レート」は日々変動します。
2.外貨預金の種類って何?
外貨預金は、日本円の預金と同じように「外貨普通預金」と「外貨定期預金」があります。
「外貨普通預金」は預け入れたお金を、いつでも引き出せます。
年利〇%など金利が決まっているのが通常で、日本円よりも金利は高くなっています。
一方、「外貨定期預金」はあらかじめ決められた期間、預け入れるもの。
短いものでは1ヶ月から長いものでは数年ものの定期預金があり、1年定期は金利〇%、3年定期は金利〇%などと、預入期間に応じた金利が決まっていて、通常は、預け入れたときの金利が預入期間中ずっと適用されます。
「外貨定期預金」も、日本円の定期預金よりも金利は比較的高めです。
また、「外貨定期預金」は中途解約ができません。たとえ、中途解約ができても、当初適用された金利は適用されず、元本割れを起こすことになるでしょう。
3.外貨預金のメリットって何?
次に、外貨預金のメリットについてお伝えします。主に3つ紹介します。
メリット1)円預金より少し金利が高い
一般的に円預金よりも外貨預金の方が、金利が高く設定されています。
また、銀行によっては金利優遇キャンペーンなどを行っていることがあり、
対象期間中に預け入れるとさらに金利が高くなることもあります。
メリット2)円安になった場合、為替差益が得られる
円預金にないメリットが、為替差益によるメリットです。
預け入れたときよりも、払い戻したときの為替レートが円安になった場合、円で受け取れる金額が大きくなります。
仮に1ドル100円のときに100ドル買った場合は、日本円で(100円×100ドル=)1万円必要です。それを、1ドル120円のときに売った場合は、日本円で(120円×100ドル=)1.2万円になります(実際には、為替手数料がかかります)。その差が為替差益となります。つまり、円安になっていた場合に、為替差益を得られるのです。
メリット3)リスクを分散できる
日本の物価が上がり続けた場合、日本円の価値は下がることになります。
例えば、1本100円で買えてた缶ジュースが値上がりして1本200円になった場合、日本円の価値は半分になることになります。
つまり、日本円だけ持っていると資産を日本だけに投資していることになり、リスクが偏ってしまいます。外貨預金を保有することは、日本だけでなく、他の国にもリスクを分散させることができるのです。
4.外貨預金のデメリットは?
デメリット1)為替差損で損をすることも
メリット1)の反対です。つまり円高になった場合、日本円で換算すると損をしてしまうことになります。
常に為替をチェックして、損を出さないタイミングを意識する必要があります。
ペイオフとは預け入れている銀行が破綻した場合、預金の一定額を保護する制度のこと。
実は、外貨預金は、預金保護(ペイオフ)の対象ではありません。
つまり、万一銀行が破たんしてしまうと、外貨預金は保護されず、すべての払い戻しができないケースがあります。
一つの銀行に多額の外貨預金を預けることは避けましょう。
デメリット3)為替手数料がかかる
例えば、米ドルの預金をする場合は、日本円から米ドルを購入する必要があります。その際、為替手数料がかかります。
また、米ドルを日本円に戻す際にも、為替手数料がかかるため、往復で手数料がかかることになります。これによって、結局、元本割れを起こしてしまったということが生じます。
5.外貨預金をすると?
日本経済については、なかなか先行きが怪しい雰囲気があり、将来、不安に感じている方も多いでしょう。一方、世界経済に目を向けてみると、新興国など人口が増え、経済は発展し続けている国はたくさんあります。
預金を日本円だけで持っていることで、世界経済の発展の波に乗れず資産形成のチャンスを逃すかもしれません。外貨預金を検討することで日本経済はもちろん、世界経済にも興味をもついい機会になるのではないでしょうか。
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,512円
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,404円
大人のマネー常識 外貨預金はおバカ預金![本/雑誌] / トキオ・ナレッジ/著
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > マネープラン > 節約
- ショップ: CD&DVD NEOWING
- 価格: 842円
上手にはじめる外貨預金 株やFXを知らなくてもできる外貨運用スタートガイド / 國場弥生 【本】
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 経済・財政 > 経済学
- ショップ: HMV&BOOKS online 1号店
- 価格: 1,512円
細野真宏の「株」「投資信託」「外貨預金」がわかる基礎の基礎講座 [ 細野真宏 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > ビジネス・経済・就職 > 株・資金運用
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,404円