ＦＸ（外国為替証拠金取引）のギャンブル性が強すぎて予想できない件 - 追伸　そろそろお前もお金について学ぶように　父より

ＦＸ（外国為替証拠金取引）とは外貨預金にレバレッジを掛けた取引を言います。ＦＸ取引業者もたくさんありますので、サラリーマンや主婦がほんの小遣い稼ぎに気軽に始める場合も多いでしょう。
しかし非常にギャンブル的な要素が強いため、着実に資産形成したいのであれば手を出さないのが無難です。

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ＦＸの儲けにはキャピタルゲインとインカムゲインの２種類あります。

キャピタルゲインは、２国間の通貨が２４時間売買されており常に変動しているので、その変動により利ザヤを得ること。例えば１ドルを１００円で買って、１０２円で売れば２円が設けになります。株の売買とイメージ的には同じです（安く買って高く売るみたいな）。

インカムゲインはいわゆるスワップポイントと言って２国間の金利差を利用して儲けを得る方法です。ＦＸ初心者にとっては利益を得やすい投資方法ですが、受け取る場合と支払う場合があるので注意が必要です。
つまり、２国間で金利の高い方の通貨を買うと、スワップポイントを受け取れますが、逆の場合は支払うことになります。
例えば、日本より米国の方が金利が高いので、米ドルを円で購入するとスワップポイントが１日当たり数十円受け取れます。
買ってから売るまでの期間が長ければその分利益が累積されていきます。
このスワップポイントは通貨ペアにより異なり、また証券会社によっても異なります。

ＦＸは上記にも示した通り証拠金（レバレッジ）を掛けた取引です。レバレッジとはてこの原理であり、少ない資金で何倍でも大きな取引ができることになります。

手元に１０万円しかない場合、値上がりすると予想する株を１００万円分買おうとしても当たり前ですが買えません。
これがＦＸでは１０万円を証拠金として１００万円分の米ドルが買えたりするのです（９０万円は借りているというイメージ）。

なぜこのようなことができるのか。

それはロスカット（強制決済）という決済方法があるからです。

当初、米ドルが上がると予想して証拠金１０万円で米ドルを１００万円分購入したとして、その後予想が外れて当初１００万円分の米ドルが９０万円分に値が下がった場合、ロスカット（強制決済）されます。
つまり証拠金以上の損失が出た時点で強制的に決済されます。この場合、手元の１０万円はすっかりなくなってしまいます。
（実際には証券会社にもよりますが、証拠金がゼロになる前に証拠金の一定率を割り込むと強制決済される場合がほとんどです）

株では買った株の会社が倒産でもしないかぎり、購入した資金がゼロになることはないですが、FXでは投資資金が激しい変動によりゼロになることはよくあります。ここがＦＸの恐ろしいところです。

ＦＸは大きな損失を抱えてしまうリスクがありますので、投資初心者がＦＸを始めるなら、まずは基本的なルールや相場の分析方法を勉強するところから始めてみましょう。

くれぐらも全財産をＦＸに投じるなんてことはしないように。